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福島女性教員宅便槽内怪死事件の密室トリックについて

どうも、俄ミステリファンの蔦谷一です。
といっても読んだミステリ小説も累計してせいぜい二十冊程度なので、頭に俄とつけてるにしても、ミステリファンと名乗ることすら烏滸がましいの僕なのですが…。
さておき、もしタイトルにある怪死事件がミステリ小説の出来事だったなら、きっとこんなトリックが使われているのだろうなあという妄想を思い付いたので、紹介させてくださいお願いします。
それでは、よろしくぅ!

※先に断っておきますが、この記事は著者の妄想です。
下記の内容は100%事実に反します。

福島女性教員宅便槽内怪死事件とは

事件名のままなのですが、福島のとある村の女性教員宅で、便曹の中で男性の遺体が見つかったというものです。
警察は捜査の末に、『男性が便の汲取口から覗き目的で便曹内へ侵入したところ、嵌まって抜け出せなくなり、そのまま凍死した』という経緯の事故死であると結論づけたようです。

この事件のどこら辺が怪事件かというと、ずばり、便曹に侵入することが物理的に難しいという点です。
便曹内に続く入り口は大きく分けて二つ。
汲取口と便器の口です。
そもそも便曹は人が入れるようには設計されていません。先述した二つの入り口は成人男性が体を潜らせるには非常に窮屈であり、加えて便曹内部はUの字の形状になっているのですが、遺体で見つかった男性は便曹の底で体を折り畳むようにして見つかっています。
宛ら、『一生に一度のワープの座標を誤った末路がこれ』、というような状況でした。


考察

さて、ここからが本題です。
もしこれがフィクションであれば、ですよ。
これは事故死に見せかけた他殺になるでしょう。

真の死因は、致死量の睡眠薬による毒殺です。
毒はきっと酒に混ぜられていたのでしょう。
事件性がないと決めつけていたことで、検死が疎かになっていたことが後から判明するなんてことは、推理ドラマなんかでありがちですよね。

そう、便曹に男性が押し込まれたのは死後なのです。
便器に入れられたのは遺体を隠蔽するためでしょう。死臭もカモフラージュできますし、自宅から出ることもないので第三者に死体の処理現場が見つかることもないので、遺棄するには合理的とも言えるでしょう。

そのように考えた犯人はまず、工具などを使って『便器を綺麗に取り外し』、広くなった入り口から死体を押し込みました。
しかし、実際に入れてみると、予想よりも便曹の中は狭く、簡単に姿が見えてしまうという誤算が発覚します。

困った犯人は、改めて、『便器を固定し直した』あと、恰も汲み取り口から男性が侵入したようにみせることを思い付きました。

この事件は男性の靴が両方とも不自然な場所で見つかっています。
これは、死体が元々靴を履いていなかったため、遺棄する際に履かせることを失念しており、後付けで配置したと考えられないでしょうか。
機転を利かせた犯人が、男性が外部から侵入したと思わせるために、警察のミスリードを誘う罠に利用していたのです。

(な、なんだってー!)

そして、極めつけに 汲取口の蓋を開けておけば、これで犯行の隠蔽工作は完成です。

こうなると犯人は謂わずもがですが、件の便曹のある家に居住していた女性教員となります。
動機は恐らく痴情の縺れでしょう。
これが火曜サスペンス劇場あたりなら、隠蔽工作の共犯者となった設備工事業者の元恋人から犯行を秘密にすることを条件に寄りを戻すよう脅迫されたことに耐えられず、突発的に元恋人を殺害してしまいます。
その第二の犯行で決定的な証拠を残してしまったが為に、芋づる式に第一の犯行も露呈。
犯人は最後に崖で悲恋を告白して涙の終幕といったところでしょうか。

まあ、まずドラマ化するなら、第一の事件の死体が発見される現場は間違いなく便曹ではないでしょう。これだと絵的に汚すぎますからね!


反証

しかし、実は見つかった男性の遺体は上着を自分の腕に抱えた状態で見つかっているようでして、こうなると死ぬ前にそういった体勢を取り、そのまま死後硬直したと考えるのが自然でしょう。
死後硬直したあとに、便器に押し込むというのは便曹の形状的に難しく、やはり、警察の見込み通り、汲み取り口から侵入して、死後硬直によって固まったために遺体を引き上げられなくなったと考えるのがしっくりきます。

また、便曹は遺体を引き上げる際に壊されているそうです。
もしかすると、証言とは異なり、実際には便曹内部が広く作られていて、大人も侵入するのは比較的容易であったという可能性も十分に考えられるでしょう。



考察は以上です。
如何でしたでしょうか。
僕はニュースで凶悪犯罪が起こると、こういった突飛なストーリーを妄想して膨らませるという悪癖があります。
因みに、その妄想がその後の報道内容と一致したことは、過去に一度としてありませんので、ご安心ください。
趣味の悪いお話を最後まで付き合っていただき有難うございました!